Gateway Solo3150 DVD-ROM化 顛末記

ノートPCの光学ドライブ換装はうまくいかない場合が多いようです。すんなりといかない場合でも試行錯誤で何とかなる場合もあります。
私の所有するGateway Solo3150の場合もいくつかの制約はあるものの、通常の使用では支障なく動いているという状態です。
現在(2003年6月)はOSがWindows98からWindows2000に変更してありますので、換装当時の状況と違いがありますが、概要は以下のようなものでした。
もともとついていたドライブは松下寿の CR-175-D というCD-ROMドライブで、これにはMaster/Slave/Cable Select の切り替えスイッチがありました。
取り外した時 Master に設定されていましたので、Secondary-Master 接続です。
一方の東芝SD-C2302 にはモード切替スイッチはありませんでした。東芝アメリカからダウンロードした取説には以下のような項目がありました。

9. Device Configuretion Jumper
 9.1. Master Mode Setting
        Short-circuit the PIN 47 and PIN 48 of I/O connectors.
 9.2. Slave Mode Setting
        Open the PIN 47 of I/O connectors. 
まずは手を加えない状態で接続しましたが、BIOSのPOSTメッセージのところで SD-C2302 を見つけた旨の表示が出ません。CR-175 ではBIOSのPOSTメッセージで CR-175 を見つけたと表示されました。しかし、BIOS設定に入ってみるとCD-ROMとして認識しているようです。
OS(Win98)でも認識されアクセスも可能でした。

Secondary-Slaveになっているのだと判断し、取説の記述に従いSecondary-Masterとするべく、以下のような改造を施しました。
ケースにはコネクタのピン配置ラベルが貼られています。
コネクタはこのようになっています。
取説記述に従い47-48ピン間の導通を調べてみると”Open”でしたので、47-48ピン間をつなげばMasterモードで動作すると考えました。
48ピンはGNDで47ピンの隣の45ピンもGNDですから、47-45ピン間をショートさせるのが最も簡単なのでそうしました。
しかし、この状態で接続するとOSの起動にすら進みません。しかたなく47-45ピン間のショートをやめました。
この状態では使用できるものの、Master接続ではないのでCD-ROMブートができません。
OSのインストールなどで不便だと思いながら、FDからブートしCD-ROMとして認識できれば支障はないと考え外付けFDDをつなぎFDからブートしてみました。
Solo3150ではパラレルポートに外付けFDDを接続しますが、システム起動時にFDDにアクセスしません。そのままHDDから起動してしまいましたので、マイコンピュータからAドライブ(FDD)をダブルクリックするとアクセスランプがつかないばかりか長い時間応答がなくなります。

試しにBIOSでIDEのSecondaryを無効にしてみたところ、OS上では当然DVD-ROMは認識されませんが、FDDには問題なくアクセス可能です。
ということでなぜかはわかりませんが、DVD-ROMとFDDは排他使用ということになりました。(OSインストールでは若干問題ありですが)

FDDは殆ど使用しないのであまり問題は感じません。OSのインストールでは不都合はありますが何とかなりますので、この状態で使用している状況です。

ノートPCの光学ドライブ換装は一筋縄ではいきません。