自分に合ったADSL環境の選択 ADSLを利用するときにまず気にかかるのは料金です。プロバイダやADSL事業者の選択により料金も違ってきますが、提供される機能にも違いがあります。どんな使い方をするかよく考える必要があります。 ADSL回線の提供を行っている事業者の代表的なところ(関東地方)をリストアップしてみます。
申し込みと料金の支払い 1.5Mサービス 料金は通常料金です。キャンペーン料金ではありません。
各プロバイダ基本料金は常時接続可能なプラン・コースのうち最低の料金です 8M超サービス 料金は通常料金です。キャンペーン料金ではありません。
フレッツ・ADSLは平成14年12月から料金改定となりました。従来はどのプロバイダのどのサービスを選んでも4000円を超えてしまいましたが、上記のように価格競争力がつきました。ASAHIネットのフレッツ・モア(12M)対応最安コースを選べば、他大手プロバイダでアッカ・ネットワークスやイー・アクセスを利用した場合と同等かそれ以下の料金となります。 フレッツ・ADSL以外のADSL事業者を選択した場合は、料金支払いや問合せ窓口が一本化できて便利ですが、回線周りにトラブルが発生した場合、直接NTTと交渉ができないために状況解析や対処に手間取ることもあるようです。 個人でインターネットを楽しむ場合はあまり気にする必要がないかもしれませんが、仕事に利用するような場合は以下のような事項も考慮したほうがよいでしょう。 @ダイヤルアップ接続との併用 加入したプロバイダの利用コースで、ダイヤルアップ接続も可能かどうか、さらに、ADSL接続中に外出先でダイヤルアップ接続が同時並行的に可能かどうか。 仕事や旅行で外出したときに出先でも最低限メールの送受信は行いたいものです。加入したADSL利用コースによってはダイヤルアップ接続を提供しない場合やダイヤルアップ接続時間分はすべて別途課金されたり、一定時間を超えるダイヤルアップ接続時間分は別途課金される場合もあります。 Aフレッツ・○○○○ NTT東西のフレッツシリーズにはフレッツシリーズに特有のサービスが存在します。フレッツシリーズはNTT東西の地域IP網を基盤にしているので以下のようなサービスがオプションで利用できます。 ・フレッツ・オフィス(NTT東西) 企業のネットワークを地域IP網に直接接続し、フレッツ・ADSLやフレッツ・ISDN、Bフレッツに加入しているクライアント(アクセスサービス)が地域IP網を経由して企業のネットワークに接続できるVPN(Virtual Private Network:仮想専用網)です。インターネットを通らないため情報の漏洩や侵入の心配がありません。 ・フレッツ・グループアクセス(NTT東) フレッツ・ADSLやフレッツ・ISDN、Bフレッツ利用者間でグループを構成し、VPN(Virtual Private Network:仮想専用網)を利用することができます。 |