社内PCのネットワーク化(LAN)

LAN(Local Area Network)とは企業内や学校内などの比較的狭い範囲に限られた通信網です。
もし、社内に複数のPCがあるならば、迷わずLAN構築をお勧めします。物理的にLANを構築する費用は、ここ数年で驚異的に低下してきました。最も基本的な有線の
「ピア・ツー・ピア」方式であれば、単に接続するだけならPC1台あたりのコストは装置費用・作業料金を含んでも1万円以内に収まります。純粋に装置価格で見ると5年前の10分の1の価格になっており、ほぼ底値の状態になりました。
Windows98などのOS(Operating System)の機能だけを利用した最も低コストのLANでも次のようなメリットが得られます。

1.装置の共有によるコスト削減

LANにプリンタが接続されていれば、LAN上のどのPCからでもそのプリンタに印刷することができます。
PC1台毎にプリンタを用意する必要もなく、また、印刷したいファイルをFDに入れて、プリンタが接続されたPCに持っていって作業する必要もありません。
プリンタ以外にもMOなどの外部記憶装置や、製品によってはスキャナも共有することが可能で、同じような装置を何台も導入する必要がなく、コストの削減ができます。

2.ファイル共有による効率アップ

他のPCとの間で、LANを介してファイルやフォルダを共有することができます。
他の人とファイルのやりとりをするのに、いちいちFDにコピーして手渡す必要はありません。直接相手PCの共有フォルダに転送(ドラッグ&ドロップ)すれば、ほんの一瞬で終了です。また、最近はFD1枚に入りきれないサイズのファイルもたくさんありますが、LAN経由なら何百MBでも何GBでも関係ありません。相手側のHDDに受け入れる余裕さえあれば簡単に転送できます。

3.接続の共有による効率アップ

Windows98以降のOSが稼働しているPCで、既に単独でインターネットにダイヤルアップ接続できるように設定されているなら、LAN上の他のPCはこのPCを介してインターネットに接続することができます。個々のPCにダイヤルアップ接続設定を行ってもよいのですが、同時に使用できる回線数は少ないはずですし、第一何人かで別々の回線を使ってインターネットしていたのでは、大事なお客様からの電話着信を犠牲にする恐れもあります。
使用回線がISDNで、これから新たにインターネットの接続を行うのであれば、ダイヤルアップルータという装置をLANに組み入れることをお勧めします。使用回線がADSLやCATV、FTTHの場合にはブロードバンドルータという装置をLANに組み入れることをお勧めします。


4.グループウェアの利用

さらにデータベースを導入したり、グループウェアと呼ばれるアプリケーションソフトを導入することで、日常業務を効率化できるなど、LANは会社の血管であり神経となって不可欠の存在となってきています。

あなたの会社もLANの導入を検討されてはいかがでしょうか。ハード・ソフトメーカとは独立した関係ですので、一部にあるようにお客様の無知をいいことに、不要なものまで導入させて利益を上げるようなことはしておりません。
あくまでもお客様の立場に立ったコンサルティングを行っておりますので、是非一度ご相談下
さい。