有線LAN

無線LANと対比させる意味であえて有線LANとしましたが、通常LANといえば有線LANです。
ここでは現在主流の方式について述べます。

使用する規格には10BASE-Tと100BASE-TXがあり、それぞれ通信速度は最大10Mbps、100Mbpsとなっています。
これらの規格で使用するケーブルは、カテゴリ5と呼ばれるUTP(Unshielded Twisted Pair:シールド無し・より対線)ケーブルです。
また、これらの規格ではハブと呼ばれる装置を中心に端末を接続するため、スター型のLANと呼ばれています。
最近のPCでは、最初からLANにつなげるような仕様になっているものが増えてきましたが、そうでないPCではLANボードやLANカードと呼ばれるNIC(Network Interface Card)を取り付ける必要があります。

PC2台だけのLAN
この場合は2通りの方法があります。

CASE1 ハブを使わない方法
2台のPCを接続する場合だけに有効な方法ですが、NICによってはこの形態での動作を保証していないものもあります。また、使用しているOSやその設定状況によっては、相手PCの電源が入っている状態でないと正常にシャットダウンされない場合もありますので、あまりお勧めできません。
ハブが高価だった頃は、このような状態に目をつぶって使っていましたが、近頃の価格を考えるとハブを使用すべきだと思います。
CASE2 ハブを使う方法
基本的な方法で、あとでPCを増設することができます。ハブには接続できるPCの数に応じたポートが備えられ、5ポート、8ポート、16ポート等バリエーションがありますので、必要なポート数のハブを選びます。
PC3台以上のLAN
必ずハブを介してPCを接続します。
LANの規模が拡大し、1台のハブに接続できる数を超しても、ハブを増設することで対応できます。

家庭内LANでは問題になることはないと思いますが、ハブの接続の仕方にはルールがあります。