CATVで常時接続

ケーブルTV(CATV)はTV放送を有線方式で直接各家庭に配信する方法です。事業者と家庭を直接ケーブルで繋いでいますので、このケーブルをTV放送の配信だけでなくインターネットアクセスにも流用できるのです。電話網のように全国津々浦々にケーブルが張り巡らされているわけではないためサービス提供地域は限定され、プロバイダを選択するというわけにはいきません。

サービスに加入する際にケーブルを引き込まなければなりませんが、アパートやマンション等の集合住宅住まいの場合は勝手に引き込めませんので、大家さんや管理組合などと協議する必要が出てくる上、工事も大掛かりになるため単独で引き込むことは難しいでしょう。一戸建ての場合はサービス提供地域になっていれば特に問題は出てきません。最近ではインターネットのためだけにCATVを利用するケースも増えてきています。

ADSLのように契約したはいいが不安定で速度が出ず使い物にならないということは少ないようです。以前は128kbps程度のサービスがほとんどでしたが、ADSLの普及に伴いこれと競合する形で高速化しています。ADSL同様常時接続可能で、もちろんインターネット利用とTV視聴は同時に可能です。

CATVのサービス提供地域で、かつ電話局からの距離があるような場合は有力なインターネットアクセス手段で
す。