社内メールサーバを設置

独自ドメイン名を取得し、レンタルサーバを借りてホームページの開設、独自ドメインメールの利用ができるようになったとします。
レンタルサーバのメールアカウントを社員に与えれば、その社員はインターネット上の誰とでも電子メールの交換ができるようになります。しかし、社員の中には社外とのメール交換は許したくないが、社内でのメールは使わせたいという人たちもいると思います。また、社内に閉じたメールなのに、いちいちインターネット上のメールサーバを介するのは何かと不安だということもあると思います。
このような場合、社内にローカルメールサーバを設置してレンタルサーバのメールサーバと連携させると、社内では誰とでもメール交換ができるのに加えて、許された社員(レンタルサーバのメールアカウントを持つ)のみ、インターネットメールの送受信が可能な状態を実現できます。
もちろん社内メールサーバはインターネット上に公開されませんのでセキュリティ上も安全です。
レンタルサーバ上のメールは社内メールサーバが社内メールサーバのメールボックスに定期的にダウンロードします。
ユーザは社内メールサーバのメールボックスからメールを受信します。
インターネット上へのメール送信に際してはメール送信者がインターネットメールを許可されている場合に限り、社内メールサーバはインターネット上のSMTPサーバ(プロバイダやレンタルサーバの)にメールを送信します。
社内メールの場合は社内メールサーバの宛先メールボックスへメールが配送されます。
やり取りされるメールはすべて社内メールサーバを経由しますので、社内メールサーバでログを取ることによってメールの監視を行うことができます。内容、相手など社内情報漏出等何か問題が発生したときに備えて記録しておくことができます。