転ばぬ先の杖・・・ウィルス対策

コンピュータウィルスやワームに感染したかもしれないと思わせるような挙動をしたり、あなたからのメールにウィルスが添付されて届いたと友人から教えられた場合、即座に対応してください。とりあえずコンピュータは動いているからいいと、対策を先送りしているととんでもないことになる場合があります。

感染しているウィルスの種類がわかっている場合は、後記のウィルス対策ソフトベンダのサイトにアクセスして該当する駆除プログラムをダウンロードして適用することもできます。方法はサイトに詳しく載っていますので間違わないように行ってください。
ただし、ウィルスによってはシステムを改変してしまうため、ウィルス対策ソフトによっても感染前の状態に戻すことができないものがあります。この場合はシステムの再インストールが必要となります。

感染しているウィルスの種類がわからない場合はウィルス対策ソフトを購入してインストールし全てのファイルをスキャンしたいところですが、ウィルスによってはウィルス対策ソフトのインストールを妨害するものさえあります。この場合はウィルスを特定し専用の駆除プログラムで駆除することが先決です。
また、フロッピーディスクやMO、CD−Rに記録しているファイルにもウィルスに感染しているものが混入している可能性がありますので、これらについてもスキャンすることをお勧めします。

以上のように感染後はただでは済みません。確実な方法として感染する前に市販のウィルス対策ソフトを購入してインストールすることをお勧めします。

対処する自信がない場合はご連絡ください。

いまやウィルス対策ソフトは必需品です。5千円程度の出費ですが、重要なデータを失ったり信用を失ったりすることを考えれば安いものです。ウィルスの種類は日々増加しています。一度ウィルス対策ソフトをインストールしたからと安心せず、定期的にウィルスの情報ファイルを更新して新しいウィルスへの対策を怠らないで下さい。ウィルスの情報ファイルはベンダ側で定期的に更新されますが、危険度の高いウィルスが発見された場合には緊急に更新されます。したがって新しいウィルスの情報ファイルの有無は週に1度でなく毎日確認してください。実際のところ、新しいウィルスが発見されてからそれに対処する情報ファイルがベンダ側から供給されるまで時間があります。特にメールの添付ファイルには十分注意して、内容がはっきりしているのも意外は開かないよう心掛けてください。被害者となるだけでなく加害者にもなりますのでくれぐれもご注意ください。

ウィルス対策

@.ウィルス対策ソフトをインストールしウィルス情報ファイルは頻繁に更新する
A.Outlook Express(OE)使用の方はセキュリティアップデートの情報に敏感になる
  (プレビューしないように設定し、セキュリティパッチは必ず適用する)
B.知人からのメールでも添付ファイルは気軽に開かない
C.心当たりのない差出人のメールは開かず完全に削除する
D.ウィルスの流行情報に気をつける
プロバイダやホスティングサービス(レンタルサーバ)では、メールのウィルスチェックをオプションで用意しているところが増えてきました。PCへのウィルス対策ソフトのインストールと組合わせることで現時点では最強の備えとなりますが、残念ながら完璧ではありません。
その理由は、ウィルスが発生してからそのウィルスに対する定義ファイル(パターンファイル)がウィルス対策ソフトベンダから提供されるまでの空白の時間があるからです。この期間は、ウィルス対策ソフトもプロバイダのメールチェックも、新しいウィルスには対処できません。したがって上記A〜Dは常に心がけておくべき基本事項です。

ウィルス対策ソフトベンダ

シマンテック
トレンドマイクロ
マカフィー(日本ネットワークアソシエイツ)
ソースネクスト