Ｂフレッツ移行記録

Bフレッツ　移行経過

2005年7月17日

2001年11月からのフレッツ・ADSL　1.5Mを皮切りに、2005年7月までのADSL(モア12M)利用にも、ついに終焉が訪れることになった。
ここ（集合住宅）にはそう簡単にＢフレッツが引かれることはないだろうと諦めていた。
以前ＮＴＴに問い合わせた際には否定的な見解だったためである。

ところが、今年春頃に団地内にＢフレッツが引かれるとの張り紙があった。どうせ世帯数の多い棟に限定してだろうと思い、問い合わせすらしなかった。再度７月１６日に説明会ありとのことで、うちの棟はどうなのかと冷やかしに行ってみた。

驚いたことに、団地内のすべての棟に光ファイバの引き込みが完了しており、各棟単位に８世帯以上ではなく、全棟数×８世帯以上の加入（プラン１）でＯＫだとのこと。さらに、全棟数×１６世帯でプラン２料金に移行できるとのことであった。
方式はマンションタイプ・VDSL（100Mbps）である。NTTもFTTHの普及に本腰を入れたようだ。以前の杓子定規の対応からすると隔世の感がある。

もちろんその場で申し込みをした。使用しているASAHIネットのコース変更で、うまくいけば８月第１週に工事となる。
ランニングコスト比較

光　with　フレッツ
マンションタイプ　プラン１
（VDSL･100M）フレッツADSL　モア（12M）

プロバイダ料金 3450円 700円

NTT料金 2430円

機器レンタル料金 400円 490円

合計月額 3850円 3620円

注）　料金は税抜きで表示
　　　フレッツADSLのNTT料金はマイラインプラスセット割引適用金額

このようにランニングコストはほぼ同額、開通してみないと速度はわからないが実効速度3Mbpsということはあるまい。
（フレッツADSL　モア12M：下りリンク速度 3840kbps 実効速度約3Mbps）

これ以外にIP電話対応高速ルータの初期投資が必要となる。
ADSLではモデム-NV（ルータ機能付）をレンタルで借りていた。これからしばらくは、これ以上のサービスが利用可能になるとは思えないので、ルータを調達することになりそうである。（レンタルにしようか悩む）
IP電話機能を考えると、Web Caster V110　か　Web Caster X400V　になるが、V110は品薄のよう。探してみよう。

さて、私の住む棟は２５世帯。老人世帯やITに縁のないような世帯もあり、実際どの程度の加入数があるか疑問であるが、この際関係ない。加入数が少なければ私の天下だ。

2005年7月22日

お預け。
NTTから電話があり、NTT経由でASAHIネットのコース変更をする場合は、ASAHIネット側でキャンペーンの対象にしないと連絡があったとのこと。
工事料金無料、NTT契約料無料、４か月間無料が適用されない。ASAHIネットのホームページを確認するとそんなことは書いてないので、その旨NTTの人に伝え、ASAHIネットに確認してもらった。

その結果、キャンペーンは新規入会が対象で、NTTがASAHIネットのコース変更を取り次ぐ場合はキャンペーン対象にしていないが、ASAHIネットのホームページから申し込んだ場合は、コース変更でもキャンペーン対象になるとのことであった。２万円強の負担は耐えられないので、NTT経由の申し込みはキャンセルして、改めてASAHIネットのホームページから申し込んだ。

８月上旬の開通は絶望だが、どのみち８月半ばは家族で福島へ帰省なので、８月下旬工事でも変わりはない。

しかし、幸先が悪い。

2005年8月2日

NTTからのコンサルティング希望日を7月28日にしていたのに連絡はナシのつぶて。
昨日、業を煮やしてASAHIネットに調査依頼（怒り）のメールを送信したところ、本日夕刻NTTより連絡が来た。
お盆休み等あるので、24日工事を依頼。ルータはWeb Caster V110をレンタルとすることにした。
ヨドバシ等での価格が19000円、レンタル料が399円なので４年で購入価格を越えるが、その前に動きもあるかもしれないし。

今回のBフレッツへの移行は、何か利用したいコンテンツがあるからではない。
ほぼADSLと同じランニングコストで、速度が向上する可能性が大きいからである。いわば本末転倒である。
本来は、どうしても光にしたくなるようなコンテンツの存在が必要だと思うが、現時点で内容・料金を見ても訴えかけられるものがない。
結局、スピードテストによる満足感だけになってしまうのか。

2005年8月25日

24日、ついにBフレッツマンションタイプ(100M・VDSL方式）が開通！！
予想通り、私の棟では最初の開通であった。
室内工事は至って簡単。前日に送られてきたレンタルのルータ（WebCasterV110）には予め設定を行っておき、VDSLモデムが来ればプラグインすればよいように配線も準備しておいた。
工事担当者のPC（Dellのノート）でフレッツスクェアにアクセスしての速度計測は、平均４０Mbpsであったので大満足。

チューニング
今までの低速ADSLでは　MSS(1408)×46×2　でRWINを設定していたが、MSS(1408)×46×4に設定変更してみた。
ルータ側のMTUも1448に設定し、深夜フレッツスクェアで速度計測したところ
１回目　68.04Mbps
２回目　64.55Mbps
３回目　48.98Mbps
４回目　63.10Mbps
５回目　66.29Mbps
（PCスペック　CPU：Athlon XP　2600+　　MM:1GB　　NIC:100BASE-TX）
夢のような値だ。
100MBのファイルのダウンロードも見る間に終わる。
すばらしい。
後はコンテンツだ。
取り敢えず、フレッツスクェアの映画「Uボート」を見よう。

2005年8月30日

開通して１週間、すこぶる快調！！！
各種速度測定結果を記しておきます。
まずは測定PCのスペック
　　CPU　：　Athlon XP　2600+
　　MM　：　1GB　(PC3200 CL3 512MB*2)
　　NIC　：　100BASE-TX (OnBoard SiS900)
　　OS　：　Windows XP Professional　SP2
　　Browser　：　FireFox1.0.6
MTUを1448（MSS=1408)に固定（PCもルータも）して、RWINを変化させて測定。

１．測定対象　NTTフレッツスクェア
　　　　RWIN=MSS(1408）×46×n

n RWIN １回目２回目３回目４回目５回目

1 64768ｵｸﾃｯﾄ 46.97Mbps 45.68Mbps 46.54Mbps 44.54Mbps 46.88Mbps

2 129536ｵｸﾃｯﾄ 66.97Mbps 69.57Mbps 68.36Mbps 70.82Mbps 70.31Mbps

4 259072ｵｸﾃｯﾄ 64.98Mbps 68.12Mbps 65.19Mbps 68.84Mbps 68.12Mbps

8 518144ｵｸﾃｯﾄ 10.09Mbps 13.06Mbps 1.30Mbps 9.79Mbps 11.09Mbps

この結果から、当所でのnは２が適当と判断。

２．測定対象　Radish Network Speed Testing

RWIN=129536（1408×46×2）で計測

==== Radish Network Speed Testing Ver.3.2 - Test Report ====
使用回線:NTT Bフレッツ マンション VDSL方式
プロバイダ:ASAHIネット
測定地:東京都町田市
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測定条件
　精度:高 データタイプ:圧縮効率低
下り回線
　速度:56.28Mbps (7.035MByte/sec) 測定品質:97.4
上り回線
　速度:14.60Mbps (1.825MByte/sec) 測定品質:92.8
測定者ホスト:*******.ppp.asahi-net.or.jp
測定サーバー:東京-WebARENA
測定時刻:2005/8/30(Tue) 23:01
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測定サイト http://netspeed.studio-radish.com/
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３．測定対象　RBB TODAY

RWIN=129536（1408×46×2）で計測

SPEED 2.5 (speed.rbbtoday.com)
計測日時 : 2005年8月30日火曜日 23時08分26秒
下り（ISP→PC）: 30.98Mbps
上り（PC→ISP）: 14.2Mbps

地域ＩＰ網内では最高で70Mbpsを記録している。
インターネット上では　Radish Network Speed Testing　で50Mbps台がでているので、実効速度はこの辺りなのでしょう。

11月25日

開通後３か月経過。
トラブルは皆無。
速度低下もなし。
加入者数がプラン２の規定数に達したため、料金が12月からプラン２料金となり、420円（税込み）下がるとの連絡が来ました。
と言っても、12月までは料金無料キャンペーン中なので、プラン１の料金は払わずじまいと言うことです。

しかし、Bフレッツ料金、VDSL装置レンタル料金、プロバイダ料金合計で3623円（プラン２：税込み）。これで実効速度が50Mbpsを越す環境が利用できるのだから感慨深い。